ヒロ松下さんから頂いたご感想を本人の許可を得て掲載させていただきます。


こんにちは。

先ほど富士スピードウェイから東京に戻って来ました。
今日は天気がすごくよくて行きも帰りも運転しててとても気持ちいい日でした。

さて、先日お電話でDigital Speedのプログラムの第一印象をお伝えしましたが、おおよそ300kmほど走行した感想をお伝えします。

Normalモード(Ecoではない通常のモード)では、お電話でお伝えしたようにパワー、トルクとも大幅に向上しています。 エンジン自体が5,500rpmで最高出力が発生するけっこう低回転エンジンなのでパワーの盛り上がりはたいしたことはありませんが、トルクの増大が顕著に感じられます。
高速道路等での追い越し加速、料金所からのドラッグレースでもかなり力強い加速を得ることができ、もともと小さなエンジンの割に元気良く走るところが、さらに少しヤンチャというか力持ちになったので、普通の2lぐらいの車相手なら充分にリードすることが可能です。これで少しラップの大きいカムでも入れば楽しいエンジンになるでしょうが、街乗りならば既に充分以上と言えるでしょう。

この4日間、都内や高速を運転しましたが、Digital Speedのエンジンマッピングの面白い所を発見しました。それはEcoモードです。

私から見て、TwinAirの現時点での唯一の問題点はギアボックスのシフトプログラムです。 具体的に書くと、Stdモードで普通に都内を走っていて、信号発進等で少し2速で引っ張ると、定速走行になってもなかなか3速にアップシフトされず、そのまま4,000rpmぐらいまで2速のまま走り、しばらくしてやっと思い出したように3速にアップされるのでエンジン音がやかましい場合がけっこうあるのです。それと、以前にお話ししたと思いますが、2速で走行中に減速して上り坂に差し掛かると、2,000rpmぐらいでも1速にダウンシフトされずにうぅ〜と失速し、止まりそうななる寸前に唐突に1速にシフトされるために、1速に入った瞬間にグォ〜ンと言う衝撃と共に急に加速したりするので私でも少々怖い時があります。TwinAirのコンバーチブルの正規輸入車は幸いパドルシフトが付いているので、そうなる前にパドルで1速に入れることができますが、あまり運転がお上手ではない方はけっこう怖い目にあうと思います。

この極低速時のギアボックスの挙動ですが、全体のトルクが増大したために少しですが改善されたようです。 それと、ノーマル時は都内でもEcoモードはあまりにもトルクが低くて走らず、ほとんど使い物にならなかったのですが、Digital SpeedのマッピングでEcoモードを使用するとトルク的にはノーマルのStdモード程度の走りは確保でき、さらにへんなギアの引っ張りがなく適正に上のギアにシフトされるためにかなり走りやすくなります。 これに気がついてからは都内ではもっぱらEcoモードで快適に走ることができます。TwinAirのお客様でDigital Speedを試される方にはぜひ教えてあげて下さい。
これは非常にうれしい発見でした。

以上、簡単に現状をお伝えします。
また何かありましたらよろしくお願いします。

有難うございます。

松下弘幸